小学生の国語の学習について(3)

前回は、小学時代に国語の力(語彙力・客観的な読解力)をつけておけば中学以降多くの場面で、国語の得点アップ以外にその恩恵にあずかれる、ということについて簡単に書かせていただきました。

それではその、ある意味時間がかかると言われる読解力をいかにして育てていけばよいのでしょうか。

もちろん小学校の低学年から、読解の問題集をどんどんやらせれば良いという考え方もあるでしょう。しかし、それでなくても退屈な(?)文章をみ、問題を解くという作業を現代の子供たちが率先して数十分毎日行えるでしょうか。

結論から申し上げるなら、低学年のうちは、問題を解くという作業を後回しにしてもかまわないので、「読む」という作業を重点的に行ったほうが良いと思います。例えば、教科書の音読を毎日やらせるとか、音読集なり、道徳の本を読ませるとか・・・こういった基本的なことを毎日続けて行うことが重要です。


その効果を確認する方法を書いておきましょう。

・教科書のこれから習うところを、丸写しにさせます。その際時間を計っておくことを忘れずに行って下さい。
・次に、1週間くらい音読を続けて行わせてください。この際最初はゆっくりでもかまいませんので、「てにおは」を間違わないようきちんと音読できるように見てあげてください。
・そして、1週間後再度同じ箇所をノートに丸写しさせてみてください。もちろん時間を計ることを忘れないで下さいね。

いかがでしょうか?

この結果で大事なことが分かります。

・書き写すスピードが格段に上がっている。(文章を覚えているので、教科書を単語ではなく、文としてのかたまりとして見れる)
・語句の間違いがかなり少なくなっている。(言葉に対する注意力が増している)

この音読の訓練を積むことで、文章を客観的に読む際の、文章に対する接し方の基本がマスターできるということが大きいと思います。
音読させる文章をきちんと親御さんが選んでやれば、正に一石二鳥それどころか一石三鳥以上の効果を上げることができるはずです。